健康と医療に関する質問に専門の先生がお答え致します。
「虫さされの応急処置の方法は?」 回答/宮の森皮膚科  小野寺英夫先生
先日山登りをした時、首から腕にかけてと足を虫にさされ、とてもかゆく、ひどい所は赤く腫れ上がり水ぶくれになってしまいました。市販の虫さされの薬を使っていますが、今後このような場合の応急処置についてアドバイスをお願い致します。(札幌市中央区 24歳 OL)
虫さされでひどくなる場合、腫れあがったり水疱(すいほう)ができてしまう人もいます。強いかゆみにより、かいて皮膚炎が悪化、難治化してしまうこともあります。治療の基本は、炎症をできるだけすみやかに抑え、かかないようにし二次的な悪化を防ぐことです。まず局所を冷やすと、炎症も軽減しかゆみも一時的に緩和されます。さらにできるだけ早め(炎症が強くならないうち)に、その炎症を抑えるのに十分な強さの外用剤をつけることです。かゆみが強ければかくのを予防するのに抗ヒスタミン剤、かなり悪化しそうであればステロイド剤(強い抗炎症効果をもつ)を内服する場合もあります。悪化するのがわかっていて市販薬程度では効かないのであれば、事前にかかりつけの皮膚科専門医に虫さされ用の軟膏と必要に応じて内服薬も処方しておいてもらって常備しておいてはいかがでしょうか。
「皮膚炎の予防と治療法は?」 回答/宮の森皮膚科  小野寺英夫先生
長男を産んでから手の指が皮膚湿疹になりいまだに治りません。初めはぶつぶつができ、それが次第にかゆくなり、皮がむけてヒリヒリとやけどのような痛みを伴います。乾燥しているとかゆくて我慢できず眠れない時もあります。皮膚科にも通い軟膏をもらっていましたが「水を使っているうちは一生治らないよ」と言われました。毎日の生活で手を濡らさないわけにはいきませんが、生物は素手で触らないように、洗い物は手袋をして、洗剤や石けん、化粧品は刺激の少ないものを使っています。アドバイスをお願い致します。(札幌市東区 36歳 主婦)
お子さまが生まれると、洗濯や洗い物で手を使うことが多くなり、手の湿疹が悪化する傾向にあります。治療の基本は・皮膚炎を悪化させる誘因をできるだけ取り除く、・皮膚炎が起こりづらいような皮膚の状態に維持する、・それでも起こってしまう皮膚炎に対しては、普段の生活に支障がないことを目標に皮膚炎の治療を行うことです。予防の基本は・できるだけゴム手袋の中に綿手を着用して仕事すること(敏感な人はゴム手袋の裏地でも皮膚炎が起こります)。手袋が着用できないときは、保護クリームを外用して仕事をすること、・乾燥があると皮膚炎が起こりやすく亀裂もできやすいので、こまめに保湿クリームをつけること、・そうした上で、通常使用している程度では、お子さんにふれても特に問題ありませんので、適切な皮膚炎の薬を効率良く的確に使用されることです。
「ぼうこう炎についてお聞きしたいのですが?」
                回答/元町泌尿器科クリニック 西村昌宏先生
5,6年前からぼうこう炎で通院していましたが、慢性と言われて、薬を飲んでも全然良くなりません。漢方など他に何か良くなる方法はないでしょうか。症状は頻尿で残尿感もあります。(札幌市手稲区在住 40歳 主婦)
女性の急性ぼうこう炎は、有効な抗生剤の投与により、通常数日のうちに治癒します。急性ぼうこう炎が慢性化するということは一般的にありません。ぼうこう炎を繰り返したり、症状が慢性化する場合は、多くの場合尿路に何らかの基礎疾患を有していることが多いのです。例えば、尿道が狭かったり、尿道の出口に良性のポリープがあったり、ぼうこうの神経障害で残尿が生じていたり、ぼうこう内に腫瘍(しゅよう)がある場合もあります。また、女性の閉経期以降は、女性ホルモンの分泌低下によって細菌への抵抗性が弱まり、ぼうこう炎を起こしやすいといわれています。さらに、日ごろの排尿習慣に問題がある場合もあります。ご質問の方は30代半ばから慢性的な症状が持続しているようですので、上記のような原因がないか泌尿器科で精密検査を行い、適切な治療を受けることをお勧めします。
「前立腺がんについておしえてください」
                      回答/元町泌尿器科クリニック 西村昌宏先生
1年前から、夜3〜4回排尿に起きます。排尿の時間が長く、残尿感もあり、前立腺(せん)がんではないかと心配です。前立腺がんを調べるにはどうしたらよいでしょうか。(札幌市西区在住 66歳 無職男性ほか)
前立腺肥大症と前立腺がんは、発生してくる部位が異なりますが、初期の症状はほとんど同じです。つまり、排尿回数が多い(特に夜間、排尿に2回以上起きる)、下腹部の不快感、尿が出にくい、尿が細い、残尿感があるといった症状です。「50歳を過ぎたのだから、おしっこの出方はこんなものだろう」と安易に考えていますと、前立腺がんを見落とす可能性があります。前立腺がんの発見には、直接前立腺を触ったり、超音波、MRI(磁気共鳴装置)などの画像診断が有効ですが、血液検査からも判断することができます。数ミリリットル血液を採取し、前立腺特異抗原(PSA)を測定しますと正常な方で4.0ng/ml以下の値ですが、4.0〜10.0ng/mlですと前立腺がんが疑わしくなってきます。ただし、前立腺肥大症でも、前立腺がかなり大きくなり、このくらいまで値が上昇することがあります。しかし、10.0ng/mlを超えた場合は前立腺がんの可能性が高くなりますので、3日ほど入院し、病理検査の必要があります。50歳を越えて、排尿に自信のなくなってきた男性は、前立腺肥大症とがんの検査を行うことをお勧めします。
「口臭が気になるのですが」 回答/伏見パーク歯科クリニック 玉野宏一 先生
口臭が気になります。人と話しをしているときはもちろん、朝起きたとき、お酒を飲んだ後などもとても気になります。たばこも吸いますが、何か関係があるのでしょうか? また、口臭を防ぐ歯磨きの方法はありますか?ちなみに、健康診断で胃腸などの異常は無かったので、内臓関係から来るものではないと思うのですが。 (札幌市中央区35歳 男性サラリーマン)

まず人には誰にでも、生理的な口臭があります。

  1. 起床時口臭
    夜間寝ている間は、唾液分泌が抑制されるため口腔内微生物が増殖し、微生物の発生するガスが濃縮されて、口臭として感じられることがあります。寝る前と起きてすぐのブラッシングで良くなります。
  2. 緊張時口臭
    精神的ストレスは、唾液分泌を行う副交感神経を抑制します。その結果、口はカラカラになり口臭を感じます。その時水分をとるだけで口臭は緩和します。
  3. 加齢による口臭
    老化すると唾液分泌機能が低下します。
  4. 生理時口臭
    自律神経系、ホルモンバランスの変化が関与していると思われます。
  5. 妊娠時口臭
    妊娠性歯肉炎やホルモンバランスの影響が考えられます。
  6. 思春期口臭
    中高生に多く、成長に伴い消失する一時的なものです。
  7. 体調不全時の口臭
    全体的な免疫力が低下し、舌苔(ぜったい)の付着が多くなり口臭がします。

口臭が起こる原因として大きなものは、まず、虫歯と歯周病です。虫歯があると、食べかすがたまり、それが細菌によって分解されるため口臭発生の要因となります。気になったら、まず、この検査を受けましょう。他に原因として、舌苔があります。これは、舌の上に付着している白もしくは黄白色のもので、食物残渣(ざんさ)、剥離した舌の上皮細胞、口腔内細菌及びその代謝産物からなっています。体調の悪いとき、不規則な生活、アルコール、甘味飲料の多飲、刺激物の摂取により付着します。さらに、口呼吸などにより、唾液が不足すると口腔内の自浄作用が低下し、さらに分厚くつきます。正常な人でも舌苔は薄くついています。過剰な舌苔が口臭の原因となります。全身的な原因としては、糖尿病、肝臓病、鼻疾患、シェーグレン症候群などによる口腔乾燥などがあります。

  • お酒は、肝臓でアセトンに分解され、肺におけるガス交換の時に呼気に排出されアセトン臭がします。また、アルコールは口腔内の水分を奪い唾液の自浄作用が低下して口臭を発生させます。
  • たばこのタールやニコチンは、歯の表面、口腔内粘膜や舌の粘膜に吸着します。タールは特有の臭いがあり、ニコチンは血液循環を阻害し、唾液分泌を抑制します。その結果、唾液分泌低下とともに発生する口臭とタールの臭いが混じり、悪臭を放つようになります。

口臭を取り除く為には、まず、虫歯と歯周病があればそれを治療する。 過剰な舌苔を取り除く。しかし、歯ブラシやタングクリーナーでごしごし擦るのは、逆に舌を傷めて、より口臭がひどくなったり、味覚障害を起こすことも多いので注意が必要です。

口呼吸はしない。口呼吸には口の中をからからにし唾液の自浄作用を低下させるからです。つまり、口臭除去には、自浄作用のあるさらさらな唾液が必要なのです。その為に、日常生活においては、十分な水分を補給してください。清涼飲料水ではなく水を。

「歯のつめものが黄色いのですが」
                      回答/伏見パーク歯科クリニック 玉野宏一 先生
歯につめものをしていますが、うす黄色でとても気になります。また、保険で歯を白くすることはできますか? (札幌市厚別区在住 51歳 主婦)
前歯につめものをしていて、黄色くなって気になるということですが、つめている物が黄色いのか、それとも歯自体が黄色いのかわかりませんが…虫歯の治療は、その部分を削って白いつめものをします。その材料自体はどうしても何年か経つと黄色く変色していきます。そして、それをつめ替える場合、つめものと歯の隙間から虫歯になっているとか、欠けているなどしているなら保険で治療できますが、虫歯もなくただつめものが変色しているだけなら保険はききません。歯自体が黄色く変色している場合、漂白をして白くすることができます。ただ、歯に神経があるかないかで治療法も料金も変わってきます。神経がない歯の漂白は保険でできます。神経のある歯の漂白は保険がききませんので自費診療となります。いずれにせよ、一度専門医に診てもらってください。
「夏バテのせいか食欲がありません。」
                 回答/岡本病院 松浦信博先生
お腹は減っているのだけれど、食べ物を口に入れることができず、反対に食べ物を見ると少し気持ちが悪くなります。体がふらふらするので、栄養ドリンクやスポーツ飲料でなんとか体を持ちこたえている状態です。そのせいか、下痢をするようになりました。食べる努力をすればするほど、食べたくなくなってしますのですが、どうしたらよいものでしょうか? (札幌市南区在住 42歳 会社員 男性)
空腹感はあっても食欲がわかず、不快感を伴うことがあるというご相談です。食欲不振は一般に消化管疾患において、もっとも普通にみられる症状の一つですが、消化管の病気以外に種々の病態を背景として出現する場合があり、広い範囲の疾患を考える必要があります。例えば、肝臓、腎臓(じんぞう)、心臓の機能障害、甲状腺(せん)機能低下症、電解質バランスの異常、脱水など全身性代謝性異常を伴うものがあり、ストレス、ショック、脳血管障害、脳圧亢進(こうしん)など中枢性によるものがあります。 「食べる努力をすればするほど食べたくなくなってしまう」ということで、おそらく神経性食欲不振症や恐食症などの精神科的な病気をご心配されているのでしょうが、食欲は、視覚、臭覚、味覚などの感覚の影響を強く受け、過去の食物の記憶に左右されるなどの主観的要素が密接に関係しています。まずは、内科の検査を受け、身体的異常の有無を確認した上で精神科に相談されることをお勧めします。
「時々不安に襲われる症状についてご相談します。」
                 回答/岡本病院 村木彰先生
普段は普通に仕事をし、家庭もあり、子どもも一人いて、趣味も多少あり、周りから見ればごく一般的な人だと思いますが、時々とても不安に襲われたり、仕事に対し自信を持って行動できなくなったり、不眠症になったりします。家内や友人にも相談できず、一人悩んでしまい自分が価値の無い人間に思えてきます。何が原因かもわからず、原因となる出来事もあったようには思えません。最近では、こういう男性が増えていると新聞等で拝見しますが、やはりストレスからきているものなのでしょうか?(札幌市厚別区在住 29歳 会社員 男性)
お尋ねの症状は、従来「不安神経症」と呼ばれていたものに一致します。不安発作に加えて、動悸(どうき)や息苦しさなども伴うようですと、近年は「パニック障害」と診断されることが多くなっています。特に後者の場合は、過労や心労が誘因となる場合もありますが、安定した性格の人に心理的誘因なしに突然起こることも多く、自律神経系を中心とした身体的な不調が基盤にあると想定されてます。「また、このような苦しい思いをするのではないか」という不安(予期不安)を持ちやすく、そのため緊張した状態が持続し、それが症状出現を容易にするという悪循環を呈することが多くみられます。治療の第一歩は、このような症状形成の過程について理解を得ることですが、悪循環を断ち切るには、不安の軽減や不安発作の予防を目的とした薬物治療が有効です。自信を失う前に専門医への受診をお勧めします。
「間質性肺炎について教えてください」
                 回答 クラーク病院 常見幸司 先生
この春、食欲不振で体重が2カ月間くらいで約10kg減りました。原因究明のため入院しました。結論として、間質性肺炎と診断され、特定疾患医療受給者と認定されました。間質性肺炎には副腎皮質ホルモン(ステロイド)という薬を使用するしかないのですが、この薬の副作用が極めて大きく、目下学会でも問題になっているようで、従って現在のところ当院として使用できないと言われました。他に適当な薬もないといわれました。ですから、今は薬を用いていません。何か、他に薬などはないでしょうか? (石狩市花川 77歳 男性 無職)
肺は軟らかいスポンジの様な構造をしていますが、この小さな空気の袋の周り(間質)に炎症を起こす事があり、コラーゲンなどの膠原(こうげん)線維が溜(た)まって硬くなっていくものを間質性肺炎といいます。その原因は多彩ですが、特に原因不明のものを特発性間質性肺炎と呼び、厚生労働省特定疾患となります。
ご質問では主訴が体重減少で呼吸器症状に乏しい様ですが、呼吸機能が安定し血液検査(炎症反応、LDH、KL-6など)で活動性が低い安定状態にあれば一般には経過観察します。気道粘液溶解剤の吸入、ステロイドを少量投与する場合もあります。しかし、急性発症や安定状態から感冒、肺炎などを契機に突然悪化する場合はステロイド大量療法(パルス療法)が行われ、ときに免疫抑制剤(アザチオプリンなど)を併用することもあります。副作用(易感染性、耐糖能低下、骨粗しょう症など)の問題はありますが、根治療法がない現状では、これらの薬剤に効果を期待するしかありません。主治医とよく相談してみてください。
「痛風についておしえてください」 
                   回答/クラーク病院 門司順一先生
痛風について、くわしく教えてください。 (札幌市白石区 51歳 男性 会社員)
 
痛風の名前の由来は「風が当たっても痛む」というもので、足の親指の付け根が赤く腫(は)れて痛むのが最初の症状であることが多いものです。他の関節の痛みが初めての症状であることもあり、また足の親指の付け根が痛む病気も痛風であるとは限りません。血液検査で尿酸の値が高いかどうかを調べる必要があります。尿酸値が高いものを高尿酸血症といい、痛風発作の原因となるだけではなく、他の病気の引き金となることもありますので、一度血液検査を含む診察をうけることをお勧めします。
「引きこもりでしょうか?」
             回答/医療法人 社団正心会 岡本病院 上野健治 先生
今年の4月に体調をこわし、今までずっと悩んでいます。ある日、会社の車中で急に吐き気がしたので病院で吐き気止めの薬を投与してもらいました。それからも、何度か同じ症状があったので、病院で血液検査、内視鏡検査、エコー検査、頭部MRI検査をしましたが、結果は正常で強いてあげれば軽い逆流性食道炎ぐらいしか異常はみつかりませんでした。もちろん妊娠もしていませんでした。もともと学生の頃から激しい胃痛に悩まされることがありましたが、その時に起こる吐き気とは違ったものでした。結局、ピロリ菌の検査も病院でしてもらい、結果陽性だったので、除菌の薬を飲み、再検査は陰性でした。それでも吐き気があります。「もう大丈夫」と思っても、いつくるか分からない吐き気に怯えています。今年の春から夫は単身赴任で私は一人暮らしなのですが、1人が怖くて実家にほとんど帰っています。会社以外、めったに外出しなくなりました。車に乗るのも怖いです。常に元気でドライブが好きな以前の私からはとても想像がつきません。引きこもり症候群なのでしょうか?うつ病なのでしょうか?(旭川市 26歳 女性)
ご相談の内容からは「引きこもり」や「うつ病」といったものではなく、「パニック障害」及びそれに基づく「外出恐怖症」の可能性が大きいと思われます。症状の成り立ちについてよく解きほぐすことが大切です。また不安・恐怖の緩和や症状発現の予防など種々の対策もありますので、専門医への受診をお勧めいたします。
「潰瘍性大腸炎について」
             回答/札幌いしやま病院 樽見研 副院長
潰瘍性大腸炎なのですが、顆粒球除去療法について教えて下さい。できる基準や、できる病院などがよくわかりません。大きな病院でしかやっていないのでしょうか?また、症状が軽いうちはできないなどの基準はあるのでしょうか?(大樹町 25歳 女性会社員)
潰瘍性大腸炎に対する白血球除去療法は、大腸の炎症の原因となっている白血球(顆粒球、リンパ球)を血液中から除去してしまおうという方法です。潰瘍性大腸炎の最も一般的で効果的な治療方法は、ステロイドという薬物を用いた方法ですが、ステロイドでも効果の無い患者さん、あるいはステロイドの副作用のためステロイドの減量、中止を余儀なくされる患者さんに対しては、今まで手術(大腸全摘出)しか治療方法が無かったのですが、1994年頃からこの治療方法が試験的に行われています。具体的には、人工透析のように血液を体外に出してフィルターのようなものを通して白血球を取り除き、その血液を体内に戻します。顆粒球を取り除くか白血球全部を取り除くかによって方法が違いますが、患者さんの病態にあった方法が選択されます。週に一回、30分くらいを数回するのが一般的です。治療効果も有効率60〜80%と良好のようで今後に大きな期待をもてる治療法です。しかし、まだ試験段階であり昨年4月、難治性の潰瘍性大腸炎にだけ保険が適応されましたが、大学病院などの研究機関病院でしか行われていません。
「頚部のリンパ節が腫れているのですが。」
             回答/つちだ消化器循環器内科 土田敏之 医師
昨年の5月に風邪を引き、頚部のリンパ節が腫れました。今も、首の両側にしこりが残っています。この2・3カ月の間に、鎖骨の上にも米粒くらいのが出来ました。どれもそれ以上大きくなる様子はないのですが、なかなか無くなりません。内科で血液検査をしましたが、どこも異常がないし、アレルギーもありませんでした。血液内科に行こうかとも思いましたが、行けば必ず生検をしなければならないでしょうか?(札幌市北区 44歳 女性会社員)
実際、診察していないのでなんとも言えませんが、症状を自覚してからの経過が長いので、万が一のために検査が必要だと思います。もし、検査をするのであれば、血液内科での診療をおすすめします。しかし、おおよそは風邪の後のリンパの腫れということが多いようです。あまり深く考えずに、まず血液内科のある病院に行って診察を受けてください。可能性としては先ほど申し上げた通り、リンパの腫れ、それに腫瘍なども考えられます。悪性の場合もありえますのでCTスキャンなどの検査を受けることもいいかもしれません。とりあえず、不安を取り除くためにも、まず病院へ行ってみてください。
「多毛について。」
             回答/札幌東豊病院 幡洋 医師
数年前から、顔の産毛が濃くなりだし、どうしても気になるので剃ったり抜いたりしてますがどんどん濃くなってきて、男性のような太い毛が生えてくるので、一度皮膚科で相談しましたが、よい返答をいただけませんでした。人と接する限り、どうしても気になるので、毎日手入れをするようにしているのですが、だんだん赤みを帯びてきて、肌荒れもひどい状況です。多少、生理不順もあるのですが、ホルモンなどの内分泌系のバランスが悪いとそういう症状もあり得ると聞いた事があります。何かよいアドバイスをいただけたらと思います。(札幌市厚別区 27歳 女性会社員)
現在、妊娠は希望されていないと仮定してご返事いたします。多毛の治療は、いろいろ行われてきましたが、特に良く効くという方法はありませんでした。最近では何種類かある「ピル」のうちで、抗男性ホルモン作用のある「ピル」が有効だとわかってきました。ただし、即効性はありません。6カ月くらいかかるようです。「ピル」ですので、定期的に服用することにより、月経も順調にくるようになります。しかし、まだこの「ピル」は、日本では販売されていませんので、外国から輸入している医療機関にしかありません。