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眼内で、角膜と水晶体の間を循環する房水は虹彩(茶目の部分)の前後で前房、後房に分かれます。加齢によって水晶体の硬化、肥厚が起こり、後房から前房への房水の流れが悪くなり、後房の圧が高まります。この圧力差が周辺部虹彩を房水の排出口のある隅角へ押し付け閉塞し、閉塞隅角を起こさせます。さらに高い眼圧が視神経の乳頭部を圧迫して視神経が委縮したり血流障害を起こし視野障害に至ります。隅角が不完全にふさがれると原発閉塞隅角緑内障の慢性型、隅角が完全にふさがると急性型となります。
緑内障は、視覚系の身体障害者手帳発行者数の第1位になっています。その中でも有病率0.6%、緑内障全体で10%を占めるのが原発閉塞隅角緑内障(以前は狭隅角緑内障とも呼ばれた)です。発症頻度は低いのですが、女性に比較的多い急性の失明眼疾患として昔から恐れられてきました。
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