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COPD(シー・オー・ピー・ディー)は、日本語で「慢性閉塞性肺疾患」と訳されます。その特徴は気道の空気の流れが慢性的に悪くなり、咳(せき)や痰(たん)、労作時の息切れが出てきて、最後は呼吸困難になる病気です。以前は肺気腫(しゅ)や慢性気管支炎として診断されていましたが、そのような病気になってしまう過程や終末像として、COPDという病名が普及してきました。また、COPDは全身病であり、動脈硬化や糖尿病などのように、肺の生活習慣病とも言えます。初期には咳(せき)や痰(たん)、坂道や急いだ時の息切れといったありふれた症状で、気付かないうちにゆっくりと病状が進行し、病院で受診した時にはかなり悪化しているというケースが多いのです。
病変は肺胞と気道に起こります。肺胞を仕切る壁・肺胞壁が壊れ、肺胞壁の破壊とともに血管も壊れてしまい、ガス交換の効率が悪くなります。肺の弾性力が減るので、呼気の時に気管支を広げる力が減り、空気の流れが悪くなります。一方、気道では炎症を繰り返すことで過剰に粘液が分泌され、気管支の粘膜も厚くなり、気道を狭くし空気の流れを悪化させます。
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