|
現在日本人の死因で多いのは脳梗塞(こうそく)、心筋梗塞などの動脈硬化症です。動脈硬化症になるハイリスク因子として、肥満が挙げられます。日本人は欧米人と違って極端な肥満の人は少ないですが、いわゆる小太り程度の人が多いようです。肥満には2種類あって、一つは女性に多く見られる皮下脂肪が増える下半身肥満で、洋なし型肥満と呼ばれます。このタイプの肥満は、病気とあまり関係ありません。もう一つが男性に多くみられる、内臓に脂肪が増えるリンゴ型肥満です。リンゴ型肥満は病気の発症と深い関係があります。このタイプの肥満かどうかは、おへその高さでウエスト周囲を測れば分かります。男性は85cm以上、女性は90cm以上あれば、リンゴ型肥満の疑いがあります。
リンゴ型肥満の人が、同時に高血糖、高血圧、高脂血症を重複して伴っていると、健康な人に比べて動脈硬化性疾患の発症リスクが約30倍になるという報告もあります。この病状は代謝症候群(メタボリック症候群)として、医学界でも注目されています。
|