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血尿が出ても、痛みや発熱が伴わない場合、そのままにしている人も多いのではないでしょうか。血尿の原因として、膀胱(ぼうこう)炎や尿路結石などが考えられますが、これらは排尿時の痛みや、背中、脇腹に激痛を伴うので、容易に発見されます。急性膀胱炎は大腸菌などの細菌による炎症によって発症します。抗生物質などで治療すれば1週間ほどで治癒します。尿路結石は、尿中のカルシウム、マグネシウム、尿酸などが腎臓で結石となり、尿管や膀胱などに詰まって激しい痛みを起こす病気です。尿が濁ったり、血尿になったりします。利尿剤などで結石を排出させますが、結石が大きいなどで自然排出が困難な場合は、手術が必要になります。体の外から衝撃波を当てて砕石する「ESWL(体外衝撃波結石砕石術)」や、細い内視鏡を尿道、膀胱を通して尿管内に入れ、結石を直接見てレーザー照射で砕く「TUL(経尿道的尿管結石砕石術)」が一般的です。
しかし、膀胱炎や尿管結石のような自覚症状なしに、突然、肉眼でも明らかな真っ赤な尿が出た場合は、膀胱がんの疑いがあります。これは無症候性血尿と呼ばれるもので、膀胱がん、腎がん、前立腺がんなどの泌尿器系がんによって起こる場合もあります。「疲れているから」などと自分で判断せず、翌日血尿が治まったとしても、必ず泌尿器科を受診してください。
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