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前立腺は男性特有の臓器で、膀胱(ぼうこう)の出口で尿道を取り巻いている組織です。排尿回数の増加(特に夜間の排尿が2回以上起きる)、下腹部の不快感、排尿開始までに時間がかかる、尿が細い、残尿感があるといった症状は、良性の前立腺肥大症と、悪性の前立腺がんの初期症状の両方に共通します。正確な検査前にどちらかを判断することはとても難しく、また肥大症にがんを併発している例も珍しくはありません。そのため、「50歳を過ぎたらこんなものだろう」と安易に考えて放っておくと、がんの発見を遅らせることになります。
前立腺がんの検査は、直腸からの触診や、超音波、MRI(磁気共鳴画像装置)などが有効ですが、血液検査による選別で手軽に検査することも可能です。血液を採取し、前立腺から分泌されるタンパク質の一種である前立腺特異抗原(PSA)を測定し、4.0〜10.0ng/ml位だと前立腺がんの疑いが強くなります。さらに10.0ng/mlを超えた場合は、前立腺がんである可能性が高いといわざるをえません。
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