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胃ポリープとは胃内腔(ないくう)へ突出した隆起性病変の総称ですが、通常はがんを除いたものをいい、胃底線ポリープ、過形成ポリープ、胃腺腫の3種類に分類されます。
胃底線ポリープは、胃の上部(食道側)から中部に見られる表面が平滑な小さな半球状のポリープで、正常な周囲の胃粘膜と同じ色調です。胃酸などを分泌する胃底線が増殖したもので、しばしば多発しますが、がん化することはありません。
過形成ポリープは、半球または球形で、茎を有するものも見られます。赤色で、ときにはイチゴ状になることもあります。直径10mm以下のものが多いのですが、大きなもの、特に20mm以上のものになるとびらん、出血を伴い、まれにがん化していることがあります。
胃腺腫はやや白っぽい扁平(へんぺい)隆起で、良性とがんの境界領域の病変です。大きいものでは腺腫の
一部ががん化していることがあり、注意が必要です。
胃ポリープに特有の症状はありませんが、過形成ポリープと胃腺腫は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染による萎縮(いしゅく)性胃炎を有する胃粘膜にできるので、萎縮性胃炎の症状すなわち胃部不快感、腹満感などを伴うことがあります。萎縮性胃炎は、粘膜が薄くなり胃腺が働かなくなって粘膜が萎縮する疾患です。
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