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現在、成人の矯正治療は少なくありません。噛(か)み合わせが悪い、骨がずれているなど、先天的な問題を抱えながら、子どものころに矯正治療を行う機会がなかった人もいます。また、歯槽膿漏(のうろう)、歯茎(ぐき)の炎症など、後天的な環境因子によって歯がずれる、顎(あご)がガタガタする、という問題を抱えることもあります。このような、機能的な問題を解消するために歯科矯正を行う人は、全体の2〜3割。残りは、容貌(ようぼう)を整えたいという、審美的な面が動機になることが多いようです。
矯正治療は、個人差はありますが、平均して2年から3年半の期間がかかりますから、期間や費用について、専門医と納得のいくまで話し合ってください。自分の歯の問題点と治療方法のほか、矯正後は顔の形が変わること(たいてい顔貌は改善します)もあるので、医学的見地から筋道を立てて説明してもらうのがよいでしょう。通院にかかる時間と仕事の両立、治療の継続が生活にどの程度影響するかなど、心配事をすべて解消してから、治療に臨むことをお勧めします。
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