北海道新聞メディカルガイドの連載
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〜お医者さんに聞いた、病気のあれこれ〜

今回は「アレルギー性結膜炎とコンタクトレンズ」についてお話を伺いました。
ゲスト/札幌エルプラザ 阿部眼科 阿部法夫 医師
 今年は、例年に増して花粉の飛散量が多いそうですね。
 

 本州では、過去最大級のスギ花粉の飛散が話題になっていますが、北海道では、3月になって路面の雪が溶け始めるころの早春のハンノキから始まり、4月中旬のポプラ、4月下旬から5月末までで、ゴールデンウイークのころがピークのシラカバ(シラカンバ)が花粉症の原因として多く挙げられます。
 アレルギーとは、花粉などの異物に対してできる抗体が過剰に働き、病的症状が現れる過敏反応を指します。アレルギー性結膜炎については、ハウスダストなどによる一年中みられる通年性のもの、花粉など季節性のあるもの、アトピーに伴うもの、春季カタルといわれる学童期から思春期にかかりやすい重症のアレルギー性結膜炎、コンタクトレンズなどの異物が原因となって、まぶたの裏にゴロゴロ感やかゆみを感じるタイプに分けられています。

 
 アレルギー性結膜炎患者は、この時期のコンタクト使用がつらそうですが。
 
 コンタクトレンズはアレルギー性結膜炎を悪化させやすいので使用を控え、メガネを使用し、抗アレルギー薬、低濃度ステロイド点眼で結膜炎をしっかりと治療すべきです。しかし、現実にはアレルギー性結膜炎でありながら、職業上、社会上やむを得ずコンタクトレンズを使用しなくてはならない方も多数おられます。軽症から中等症例では、汚れの付きにくいレンズや一日タイプの使い捨てレンズを選択するといいでしょう。さらに、コンタクトレンズの装用時間の短縮、防腐剤無添加人工涙液での洗眼、抗アレルギー点眼液の適切な使用を心掛けましょう。コンタクトレンズを使えないときは、代用として必ずメガネを用意し、目に負担をかけないことが重要です。また、重症例ではコンタクトレンズを使用せず、結膜炎の治療に専念すべきでしょう。症状が気にならなくなり、自覚症状が改善しても、診察すると治りきってない例が多く見られます。アレルギー性結膜炎の人はもちろん、コンタクトレンズを使用している人は定期的な眼科専門医の受診をお勧めします。