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胃痛、胃もたれ、むかつきなどの上腹部症状が続き、検査をしても胃潰瘍(かいよう)、胃がんなどの異常が認められない場合、機能性胃腸症(Functional Dyspepsia=FD)と呼んでいます。以前は慢性胃炎と診断されていましたが、実際には胃の炎症や胃酸による不快症状だけでなく、胃の運動機能低下に多くの原因があることがわかり、FDと呼ばれるようになりました。FDは、胃もたれ、むかつきなど消化管内容物のうっ帯症状を主体とする「運動不全型」、夜間や空腹時の疼(とう)痛症状が強く、食事や制酸剤によって軽快をみせる「潰瘍症状型」、症状が多彩で一定しない「非特異型」の3つのタイプに分類されます。中でも運動不全型が半数以上を占めるといわれています。
FDの主な原因としてストレスが挙げられます。脳の迷走神経は胃のぜん動運動と胃酸の分泌をコントロールしています。ストレスを抱えると迷走神経の働きが鈍り、胃の運動や胃液成分のバランスが崩れ、胃もたれやむかつきなどの症状が現れます。ほかに、不規則な食事、過労、アルコールの飲み過ぎ、胃の手術歴なども、胃の運動機能を低下させます。
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