|
腎臓は、体の中のいらなくなったものや水分を体外に排出し、血液の塩分調整などを行うのが主な機能です。ホルモンの分泌やビタミンDの活性化にも関係しています。この腎臓の働きが何らかの原因によって落ちてくると、徐々に体の中に毒素がたまり尿も減少します。このような状態を慢性腎不全といい、全身倦怠(けんたい)感、食欲不振、嘔吐(おうと)などの症状が出ます。さらに体内水分の増加から、うっ血性心不全、肺水腫、浮腫など、尿毒症と呼ばれる症状があらわれます。慢性腎不全になると、人工透析を導入しなければ、いずれ生命の維持が難しくなります。透析は、血管に二本の針を刺し、血液を体外に導き人工腎臓を通して、きれいな血液にして体に戻す治療です。腎臓自体の機能を高めるわけではなく、腎臓の代わりに体内の毒素や不必要な水分を排出することが目的です。透析は、症状にもよりますが、週に2、3回程度、約3〜4時間かけて行います。透析治療が導入された患者さんの場合、腎臓移植を行う以外は、生涯治療を続けることになります。
|