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皮膚は表皮、真皮、皮膚附属器から構成されます。皮下には脂肪組織、結合繊、血管、リンパ管などがあり、これらを発生母体として、さまざまな腫瘍が発生します。腫瘍とは自律性を持った過剰な発育をする病変で、良性と悪性があります。良性、悪性の違いは、腫瘍細胞の浸潤度、増殖速度、転移や再発の有無、宿主に対する悪影響の程度などの総合判定によって決まります。粉瘤(ふんりゅう)は、最も頻度の高い良性腫瘍で、皮下に皮膚成分を含んだ袋があり、中にはアカが入っています。治療は局所麻酔をして袋を残さず完全摘出します。菌が付きやすく化膿(かのう)してから受診する人が多いのですが、この場合は一度切開して炎症が治まってから根治手術します。ソフトボール大まで成長することもありますが、なるべく小さなうちに手術をしたほうが患者の負担も少なくてすみます。ほかに比較的多く見られる腫瘍としては、脂肪腫があります。脂肪組織から発生した良性の腫瘍で皮下の深い部分にあり、大きくなると筋肉や神経周囲に入り込んでくるため、場合によっては全身麻酔が必要になります。
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