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子どもたちの虫歯については、ここ数年食後の歯磨き、仕上げ磨きなどが浸透し、数は確実に減っています。しかし、逆に増えているのが、不正咬合(こうごう)など歯並びの異常です。原因は顎の大きさと、歯の大きさの釣り合いがとれていないことにあります。最近の子どもは顔自体が小さな場合が多く、小さな顎に大きな歯が生えてくるために、歯並びが悪くなるのです。 親不知(おやしらず)以外の、大人の歯がすべて生えそろうのは12歳ころですが、最後に生える歯を、第二大臼歯(きゅうし)と言います。第二大臼歯のさらに奥に親不知があり、これはだいたい高校生以上になってから生え、状況によっては表面に現れず埋没したままだったり、曲がって生え、隣の歯を圧迫してしまったりというトラブルを招きかねない歯です。ところが、最近の子どもたちに多く見られるのが、親不知の手前の第二大臼歯が、正常に生えないという現象です。頭部の骨格に奥行きのない日本人の場合、顎が小さいと歯が生える土台が十分に確保されず、第二大臼歯が親不知のように不完全な状態になってしまうのです。狭いスペースに第二大臼歯が加わることによって、歯並びは前歯も含めガタガタになります。 以前は、「歯並びが悪い」といえば、ほとんどが前歯だけの問題でしたが、近ごろの子どもたちの状態を見ると、全体の歯並びに問題が生じているのが実情です。
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