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ただ長生きするのではなく、生活の質を高めて幸せに生きるという意味で、QOLというテーマが注目されています。病気を患った際、まず本人が「どのような人生を送るか」を選択することが、QOLのスタートラインです。それぞれの人生観によって、QOLの意味合いは変わります。例えば、健康を害する恐れがあると知りながら、タバコや酒を「生きがい」と楽しむのは、当人の権利であり、人生観の問題です。がんや脳血管障害など、その後ハンディキャップを背負う危険性の高い病気には、医師による指導が重要ですが、慢性疾患など、自分でコントロールしながら生活する病気の場合は、患者自身がどう生きたいかを医師にはっきりと伝え、医師が医療面からそれをサポートすることが、希望に叶(かな)ったQOLの実現といえるでしょう。そしてそれには、両者の信頼関係が不可欠です。
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