|
緑内障は、視神経に障害が起き、視野が狭くなったり、視力が弱くなったりする病気です。放っておくと失明に至る場合もあり、糖尿病に次いで日本人の失明原因の第2位になっています。先天性のものと後天性のものがありますが、ここでは後天性の緑内障についてお話しします。緑内障の原因は複雑で、環境と体質的な要素に加齢が加わって出現する疾患といえます。緑内障は「眼圧が高い」という印象がありますが、眼圧が正常な緑内障が予想以上に多いことがわかってきました。緑内障疫学調査によると、40歳以上の日本人の5.78%が緑内障に罹患(りかん)しており、疑いのある人も含めると、実に8%にも上るという数字が出ています。さらに、その約8割が未受診です。緑内障であるにもかかわらず、自身の疾患を認識していないということです。緑内障の進行は一般に遅く、自覚の無いまま受診した時には、すでに末期であるという場合も多いです。
|