|
女性の平均閉経年齢は50.5歳で、この前後から急速に性腺機能が低下し、特に卵巣では卵胞発育・排卵・黄体形成の一連の機能が停止します。これに伴い女性ホルモンの分泌が減少し、ほてりや動悸(どうき)、のぼせ、うつ、性欲減退、乾燥による性交痛など、更年期障害と呼ばれるさまざまな症状が出現します。また、女性ホルモン、エストロゲンの不足によって、骨粗しょう症、高脂血症、動脈硬化などが出現します。更年期障害の不快な症状を改善し、骨粗しょう症、高脂血症などを予防するために、ホルモン補充療法があります。これは、1960年代から行われている治療で、欧米では対象女性の約30%が投薬を受けているポピュラーな治療法です。日本では漢方による治療もあり、ホルモン補充療法を受けている人は2%程度です。
|