|
大腿骨が骨盤につながる部位が大腿骨頚部で、この部分を骨折するのは、ほとんどが高齢者です。男性にも起こりますが、特に女性が多く、その背景には骨粗しょう症によって骨がもろく折れやすくなっていることが挙げられます。高齢者が大腿骨頚部を骨折し、それを契機に寝たきりになる例も多く、大きな問題となっています。骨折のきっかけはほとんどが転倒です。転ぶなどして、大腿骨頚部に痛みを感じたら、すぐに専門医を受診してください。大腿骨頚部骨折であれば、できる限り早く手術を受けてください。可能であれば、骨折した当日に手術を受けることをお勧めします。手術をしないまま時間が経てば経つほど、治癒に時間がかかり、寝たきりになってしまう確率も高くなります。手術自体は決して難しいものではなく、患者の負担も比較的軽く済みます。術後、麻酔が覚めたら自力でトイレまで行けるように努力してください。そして、早い時期に積極的にリハビリに取り組みましょう。「自分で歩く」という強い意志が、寝たきりを回避することにつながります。順調であれば、1〜2カ月で退院することができます。
|