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社会の閉塞(へいそく)感や生活に対する不安が大きい時代ですから、気分が滅入る、意欲が低下している、食欲が無い、不眠傾向にあるなどの症状で、うつ病ではないかと悩む方が多く来院されます。一般的に多いのは、反応性の抑うつ状態で、これは置かれている状況に対する反応で、うつ病とは異なります。うつ病は、「脳の中の元気のもと」が枯れてしまったような状態です。うつ病の場合は十分な休息をとり、抗うつ剤を投与することによって、症状が改善することが多く、比較的治療しやすいといえます。むしろ、環境によって左右される抑うつ状態の方が、治療が難しいのです。仕事や金銭のストレス、家庭内の問題など、根本的な原因について、医師の力だけでは解決することができず、カウンセリングを主体に補助的に投薬を行うなどして対応します。抑うつ状態からうつ病に移行することもあり、両者の見極めは難しいので、まず専門医に相談し、適切な治療を受けることをお勧めします。
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