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今の季節、乳幼児に多いのは、ロタウイルスなどの感染による嘔吐・下痢を伴うウイルス性胃腸炎です。下痢や嘔吐の症状があると、お母さんは慌ててしまいますが、子どもには多い感染症なので、落ち着いて様子を見てください。多くの場合、嘔吐の症状を伴います。いきなり吐くと、お母さんは焦って水分を取らせようとしたり、何か食べさせようとすることが多いのですが、ここで肝心なのは、嘔吐の後、最低1時間程度は何も口に入れないことです。胃に物が入ると、また嘔吐を繰り返すことになります。現代の日本の子どもで「栄養不良」を心配する必要はありませんので、ゆっくり回復を待ちましょう。吐き気が落ち着いて大丈夫なようなら、少量の水分を与えます。この場合、糖分のあるものは逆効果なので、水やお茶、スポーツ飲料で十分です。そして様子を見ながら消化の良い食べ物を与えます。この場合も「栄養」にこだわることはありません。タンパク質や脂肪は避けて、重湯、おかゆ、うどんなど胃腸に負担のかからないものを与えます。絶食の時間は個人差がありますが、機嫌が良いようなら心配はいりません。ただ、ぐったりとしているようなら、脱水の心配がありますから、早めに受診してください。子どもの嘔吐や下痢を薬で抑えたり、点滴を安易にすることはお勧めしません。見た目の症状だけ解消しても、本質的な回復ではないからです。しかし重症例で、経口摂取が困難な場合は、点滴が不可欠な場合もあります。
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