第一に、咀嚼(そしゃく)が十分じゃない状態で飲み込むと、唾液があまり分泌されません。唾液には消化酵素が含まれていますから、胃に負担がかかることになります。また、噛むという動作で顎(あご)の筋肉を使うことによって、脳の血流量やホルモン分泌が増え、知能や体力の向上に影響し、さらに寝たきりやボケの防止に効果があることがわかってきました。最近では、学校の現場から、「噛む力の差によって集中力や積極性に差が出る」「噛む力が強い子は、ねばり強い」という報告もされています。