北海道新聞メディカルガイドの連載
「いきいきゼミナール健康と医療」取材記事を中心に、
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〜お医者さんに聞いた、病気のあれこれ〜
今回は「シミとニキビ」についてお話を伺いました。
ゲスト/緑の森皮フ科クリニック 森尚隆 医師
 シミの原因についてお聞きしたいのですが。
 

 シミは、額や頬(ほお)に好発し、肝斑(かんぱん)、老人性色素斑(はん)、炎症後色素沈着などが単独または混在しているものをいいます。原因としては、月経や妊娠時に起こる内分泌の変化、紫外線による酸化、経口避妊薬、かぶれなどの炎症による色素沈着などが考えられます。日常生活では、紫外線UVA、UVB両方からの防御、顔をこすることを避け、ストレスや寝不足などを早めに解消することが大切です。

 
 ニキビの原因についてお聞きしたいのですが。
 
 ニキビは、男性ホルモンなどの分泌増加による皮脂の過剰分泌、毛穴の閉塞(へいそく)、アクネ菌の増殖などによって発症します。さらに、ニキビを誘発・悪化させる因子には、糖分や油分の高い食事、ビタミンB2、B6、Cの欠乏、便秘や胃炎などの胃腸障害、ストレスや寝不足などがあります。毛穴をふさぐような油性の化粧品の使用、乾燥による皮膚の角化、髪の毛や指が顔に触れるなどの外的要因も考えられます。
 
 シミやニキビの新しい治療法はありますか。
 
 シミにはトラネキサム酸やビタミンC、Eなどの内服薬、ハイドロキノン(還元脱色剤)などの外用が有効です。レーザー治療は、老人性色素斑のシミには有効ですが、肝斑や炎症後色素沈着では増悪や再燃がみられ勧められません。今新しくIPLという光を使った光線療法、フォトフェイシャルが注目され始めています。幅広い波長を持つフラッシュ光により、肌の新陳代謝を活発にし、シミだけでなく血管拡張や赤ら顔、毛穴の開きや小じわを同時に改善します。肝斑や炎症後色素沈着にも有効です。レーザー治療と比べかさぶたをつくらず、すぐに化粧できるのも特徴です。ニキビには、従来からの抗生物質、漢方薬などの内服薬、抗生物質を含んだ外用薬などのほかに高濃度ビタミンCの外用やケミカルピーリングが有効です。また、新しく特殊な光によって抗生物質をつかわずにアクネ菌を殺菌しニキビを治すフォトフェイシャル・アクネスがあり、体質的に抗生物質が飲めない人には朗報です。