北海道新聞メディカルガイドの連載
「いきいきゼミナール健康と医療」取材記事を中心に、
気になる健康と医療について、
専門のお医者さんが、わかりやすく解説する情報ページです。
〜お医者さんに聞いた、病気のあれこれ〜
今回は「歯の健康」についてお話を伺いました。
ゲスト/庄内歯科医院 庄内淳能 医師
 健康な歯を保つためのポイントを教えてください。
 

 歯と歯肉のお手入れをすることです。基本的には正しいブラッシングです。子どもから中高年者まで自己流の磨き方をしている人が多く、磨いても実際には磨けていないのが現状です。その結果、歯や歯肉の健康を損なうことになるのです。特に治療する歯がなくても「ブラッシング指導」を受けるために歯科医院へ出向かれてはいかがでしょう。正しい磨き方はもちろん、その人に合った歯ブラシや歯磨き粉の選択から、デンタルフロスや歯間ブラシの使い方など、歯の健康に関するあらゆるアドバイスを受けることができます。また、ヤニや茶渋による歯の汚れなどを落とすティースクリーニングやホワイトニングなど、歯と歯肉の健康を守る方法がいろいろあります。痛みなどの治療以外でも、予防目的やメンテナンス感覚で歯科医院を活用してほしいですね。

 
 最近は歯の美しさにこだわる人も多いようですが。
 
 歯列矯正やホワイトニングなど、口元の美しさにこだわる人が増えています。美しさとはいっても、歯列矯正をすれば磨きやすくなり、結果的に歯の健康につながります。最近増えている顎(がく)関節症も、歯の咬(か)み合わせからきている場合が多いのです。咬み合わせを適切にすることは、健康の基本といっていいでしょう。また、口元を隠して話す、笑うといった、変色した歯によるコンプレックスを解消するために、ホワイトニングを選ばれる方が多いです。ほかに、セラミックなど金属以外の歯冠修復を望む人も多くなっています。金属だと目立つから嫌だという人もいますが、最近増えているのは金属アレルギーに悩まされている人です。歯の金属冠のアレルギー反応が手や足などに出ることがあります。皮膚科で原因のわからない症状は、一度歯科医に相談してみてください。健康で美しい歯になれば、笑顔にも自信が持てます。最近欧米で、歯に小さなアクセサリーをつけることが流行していますが、美しく健康的な歯であればこその楽しみといえるでしょう。