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今頃から冬にかけて多いのはウイルス性の胃腸炎です。下痢や嘔吐(おうと)症状 がありますので、お母さんはびっくりして病院に駆けつけますが、重度な症例は多く
ありません。下痢止めや吐き気止めもほとんど処方する必要はありません。ただ、水 分が摂取できず、ぐったりしている子どもは点滴が必要になります。一番大切なこと
は、お母さんが冷静になることです。吐いてしまったら最低1〜2時間は何も与えず様 子を見ましょう。その後、少しずつ水分を与え始めていきます。下痢も同様です。昔
よりは、絶食時間はおきませんが、焦ってものを与えることはいけません。便と一緒 に出血がある、ぐったりしているなどの症状を伴うときは、腸重積などの可能性もあ
りますので受診が望ましいでしょう。便が軟らかい、水っぽいといっても、本人が元 気であれば焦る必要はありません。ただ、大人は下痢が治まり始めるとすぐに食べさ
せようとします。小腸の粘膜が再生するには100時間程度かかるとのことですから、 いきなり「栄養のあるもの」といってタンパク質や糖分の強いものを与えてはいけま
せん。前述の点滴を金科玉条としているご両親が少なくないのですが、あくまでも点 滴はやむを得ず実施するということを徹底したほうがよいでしょう。
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