北海道新聞メディカルガイドの連載
「いきいきゼミナール健康と医療」取材記事を中心に、
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〜お医者さんに聞いた、病気のあれこれ〜
今回は「怖くない歯科治療」についてお話を伺いました。
ゲスト/ボストン歯科クリニック 江戸稔先生
 歯の治療が必要とわかっていても、歯医者が怖くてなかなか行けない…という人も多いと思います。最近では、歯の痛みを軽減するために東洋医学を取り入れている所もあるそうですが。
 

 たしかに、歯医者が好きだという人はあまりいません。しかし、最近の歯の治療は、 変わってきています。例えば、麻酔薬や麻酔技術の格段の進歩により、痛みをほとんど感じないまま治療することができます。メスの代わりにレーザーを使うのも、痛みを軽減するためです。さらに、治療時間自体が短くなったことも体への負担を軽くしています。また、東洋医学のツボ療法や、音楽、アロマテラピーなどで心が落ち着く環境づくりに努めている歯科医院も多いです。患者、医師双方で強い信頼関係が築かれると、より深くリラックスでき、結果として痛みを感じにくくなるということもありますので、どのような治療を行うのか、事前に十分な説明を受け、治療内容を理解することも重要です。医師は患者さんの体の一部を診ていると同時に、患者さんの心や感情そのものを扱っているということを忘れてはいけないと思います。こういった患者さんのメンタリティーに心を配るのは東洋医学の発想です。目に見える悪い部分を治す西洋医学と、心を含めた全身の状態と疾患部との関係を診る東洋医学。両方をバランス良く取り入れることによって、歯科治療の現場は「怖く」なくなってきているといえるでしょう。

 
 最善の歯科治療は、「予防」であるともいえますね。
 
 予防すること、そして虫歯になったら一刻も早く医者へ行くことが大切です。大人や 子どもにかかわらず、3カ月から6カ月に一度、定期検診を受け、ブラッシング指導、クリーニング、フッ素塗布をすることにより、虫歯を予防し健康状態を長期にわたり維持することができます。また、東洋医学では、歯の病気は「ストレス」が集約されて起こるといわれています。風邪や疲労により免疫機能が低下すると、歯茎が腫(は)れて痛くなることもありますので、歯の健康もその時々の心や感情、そして全身の健康状態と深くつながっているといえます。ストレスをためないように心の健康管理をすることも「予防」となるでしょう。