北海道新聞メディカルガイドの連載
「いきいきゼミナール健康と医療」取材記事を中心に、
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〜お医者さんに聞いた、病気のあれこれ〜
今回は「皮膚のできもの(腫瘍=しゅよう)」についてのお話を伺いました。
ゲスト/宮の森スキンケア診療室 上林淑人先生
 皮膚のできもの(腫瘍)としてよく見るイボ、ホクロについて教えてください。
 

 イボは手足によくでき、ウオノメとよく間違われるできものです。イボはウイルス性なので増えたり、うつったりします。液体窒素で凍らせる凍結療法が主な治療方法です。漢方薬が有効な場合もあります。大きくなったり、数が増える前に早めに治療することをお勧めします。子どもによくみられるできものとして、水イボがあります。これもウイルス性で、水遊びやプールなどを介して伝染します。ひっかくと増えて広がります。治まらないようなら病院へ。麻酔クリームを塗って摘んで取ります。  ホクロ(色素性母班=はん)は良性のものがほとんどですが腫瘍のひとつです。多い少ないは多分に遺伝的要素が強いので気にする必要はありません。ただ、中には大きくなって盛り上がり、腫(は)れたりするホクロがあります。このような場合は切除することを考えてもいいと思います。治療は確実に切除するのが基本ですが、小さい場合はレーザー治療を行うこともあります。注意すべきは、足の裏にある、形がいびつ、急に大きくなる、血が出る、色ムラがあるなどのホクロです。悪性の疑いもありますので早めに専門医に相談してください。

 
 ほかに、よく見られるできものとしてはどのようなものがありますか。
 
 よく「脂肪のかたまり」といわれるコロコロとしたものは、正式には粉瘤(ふんりゅう)といいます。さまざまな部分にできますが、特に背中、顔、首によくできます。内側が皮膚になったボールのようなできもので、中には古い角質(垢=あか)がたまっています。気にならなければ放置してかまいませんが、大きくなったり細菌感染を起こしたりするので、小さいうちに切除した方が良いでしょう。盛り上がった茶色いシミのようなできもので表面がザラザラしているのは、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)です。顔にできる場合が多く、比較的中高年に多く見られます。治療は切除することもありますが、凍結療法やレーザー治療も有効です。その他皮膚には様々なできもの(腫瘍)ができます。気になるできものがあれば専門医で相談することをお勧めします。