北海道新聞メディカルガイドの連載
「いきいきゼミナール健康と医療」取材記事を中心に、
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〜お医者さんに聞いた、病気のあれこれ〜
今回は「インフルエンザ」についてのお話を伺いました。
ゲスト/つちだ消化器循環器内科 土田敏之先生
 今年流行するインフルエンザの型がもうわかっているそうですね。
 

 インフルエンザについては、世界中で観測し、流行を予測します。今年の香港A型、ソ連A型、B型の流行するウイルスが2月の段階ですでにわかっています。A型は重くなりやすいので注意が必要です。普通の風邪とインフルエンザは、症状が大きく違います。インフルエンザの場合は、突然の高熱、全身の強い倦(けん)怠感、体の節々が痛むなどが大きな特色です。昨年から保険の適用になった抗インフルエンザウイルス薬は、発病後48時間以内に使用すると早期に治癒します。早期ではないと効果がないので、「インフルエンザかな」と思ったらすぐに病院へ行くことをお勧めします。今年からインフルエンザ罹患(りかん)の有無、AB型の区別が15分で可能になりました。

 
 インフルエンザワクチンなど予防法を教えてください。
 
 ワクチンを打てばインフルエンザにかからないというものではありません。しかし、かかっても重症化を防ぐことができます。特に接種をお勧めしたいのは、体力が弱く、インフルエンザによる死亡率の高い、お年寄りと子どもです。中でも乳幼児から中学生くらいまでは、免疫が少ないため、2回接種が理想です。10月上旬から遅くとも12月中に接種すると良いでしょう。日常生活では、手洗い、うがいを実行し、流行時は人ごみを避けてください。日頃から体力をつけておくことも肝心です。かかってしまったら、無理せず休養と栄養をたっぷりとって、休んでください。年末年始や冬休みなど不摂生が続くと罹患しやすくなります。
 
 インフルエンザ脳症について教えてください。
 
 インフルエンザの合併症の一つで、特に乳幼児に多く、けいれんや意識障害があり、致死率が高いのですが、なぜ起こるのかははっきりしていません。解熱鎮痛剤が悪影響を及ぼしている可能性もあります。子どもに対しては、比較的安全とされるアセトアミノフェン系の解熱剤が処方されています。