|
けん怠感というのは、「発熱」「せき込む」などのように客観的にはっきりと外に現れる症状ではありません。「だるい」状態、北海道弁でいうのであれば「こわい」状態にあることです。それが、ただの疲労からきているけん怠感なのか、なにかしらの疾病が引き起こしているけん怠感なのかは、すぐに疲労が回復せずに、けん怠感が抜けない状態が続くかどうかが目安となります。全身のけん怠感は、あらゆる疾病のシグナル・アラームといえます。まず、最も多く見られるケースとしては、単純な全身疲労によるもの、貧血によるもの、風邪の症状として現れるものが挙げられます。次に、糖尿病、肝臓病の代表的な症状としても全身のけん怠感が挙げられます。特に、女性に多く見られるのは、甲状腺機能の低下が引き起こすものです。外来の患者さんでは数年に一度といったところですが、結核と診断したケースもあります。また、結果的に癌(がん)の症状としてけん怠感を訴えられていた方も少なくありません。さらに、心身症やうつ病など精神的疾患からきているケースも多々見受けられます。
|