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性感染症とは主として性行為に伴う性的な接触が原因となって、直接ヒトからヒトへ、皮膚や粘膜を通して病原微生物(寄生虫、原虫、細菌、クラミジア、ウイルスなど)が感染することによって生じる疾患の総称です。代表的なものとしては、淋(りん)病、クラミジア、梅毒、ヘルペス、尖形(せんけい)コンジローム、そしてエイズなどが挙げられます。その他にも、トリコモナス、アメーバー赤痢(せきり)、毛虱(けじらみ)、疥癬(かいせん)などがあります。最近、最も増えてきている性感染症がクラミジアです。男性の場合は、尿道からの分泌液や排尿時の違和感などの症状が現れることが多いのですが、女性の場合のほとんどが無症状であるため、一般に広く蔓(まん)延してしまっている状況です。卵管の炎症を招き、不妊や子宮外妊娠の原因となり、また、妊婦が感染していて、生後まもないえい児に結膜炎や肺炎などクラミジア感染が発症するケースもあります。現在、妊婦においてはクラミジア感染の有無のスクリーニング検査が広く行われています。淋病も女性ではなかなか症状が現れないため、子宮内膜炎や骨盤内の炎症を起こすなど、かなり症状が悪化するまで気付かないケースが多く見られます。尖形コンジロームは、男性は包皮、亀頭部、女性は陰唇、尿道口などにできるいぼです。一般的に痛み、かゆみ、出血はありませんが、恐ろしいのは、原因となる約80種類のウイルスのうち、子宮頚ガンの原因ともなる悪性のものを含むことです。
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