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矯正治療というと、審美的な面だけでとらえられがちですが、虫歯や歯周病、口臭、顎(がく)関節症の原因はもちろん、胃腸やホルモン分泌の働きにも影響を与え、全身的な疾患の一因となります。顎(あご)の骨や筋肉、神経の正常な発育や維持を妨げて顔の変形、咬(か)む力や脳への血流量の低下といった知能や運動機能への悪影響も考えられます。若いうちはこの影響はわずかで適応力も高いので放置されてしまいがちですが、その後、徐々に口の中の破壊が進み、何十年後には、体全体の健康ばかりでなく、味や歯ごたえを楽しむ満足感のない食事をとることになりかねません。北海道はまだまだ歯の健康に対する意識が低いようです。虫歯が痛くなってから歯科医に行くのではなく、定期的に検査を受け、予防を心がけることが必要だと思います。欧米では子どもが生まれると、子どものために矯正預金をするといった習慣があるくらいです。それだけ、社会に出ていくときに歯並びの悪さが対人関係においてマイナスになることが多いということです。
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