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手のひらと足の裏を中心に水泡状の湿疹(しっしん)が繰り返し生じる掌蹠膿疱(しょうせきのうほう)症を引き起こすことがあります。水虫と間違えて皮膚科を訪れる患者さんが多いのですが、掌蹠膿疱症は無菌性の膿疱が主症状ですので、細菌が発見されず水虫ではないと診断されます。そこで、原因不明の皮膚病として悩むわけですが、まさか口腔(こうくう)内の歯科金属が原因だとは思いもよらない患者さんが多いようです。歯科金属アレルギーは、口腔内に歯科金属を使用して数十年たってから突然発症することも多く、すぐに症状が現れるとは限りません。というのは、歯科金属が腐食し、金属イオンが体内に吸収され、一定量を越えて蓄積された時に、体に合わないものを外に出そうとする反応、つまりアレルギー反応としてあらわれるため時間がかかるケースがあるからです。ある日、突然、花粉症にかかるのと同様に考えてもらっていいでしょう。大切なのは、口腔内の健康がいかに全身の健康に影響を及ぼしているのかをしっかり理解することです。それは、歯科金属アレルギーに限ることではなく、虫歯、歯槽膿漏(のうろう)、歯並び、噛(か)み合わせなどあらゆる口腔内の病状に当てはまることです。
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