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骨は体の中に作られてから一生そのままの状態にあるわけではありません。少しずつ部分的に作り替えられています。古くなった骨の部分を破骨細胞が溶かして消し去り、骨芽細胞が新しい骨を作り出します。この繰り返しは、主に骨格の成長が終了した成人の骨の表面で起こり、必要に応じて全身状態に対応してコントロールされています。骨粗しょう症とは、骨の量の減少と構造の異常により骨の強度が弱まった状態です。簡単にいえば、骨の中がスカスカになった状態をいいます。骨を家にたとえるならば、家の中の柱が一本ずつ折れていくようなものです。目には見えないミクロな骨折ですが、痛みを伴います。症状は、脊椎(せきつい)骨、大腿(だいたい)骨、特に股(こ)関節に顕著に現れます。最も多く見られるのが、高齢に伴う「老人性骨粗しょう症」です。脊椎骨が上下にへこんでしまう変化をきたし、圧迫骨折が起こりやすくなります。また、背中や腰の筋力の低下とともに、俗にいう猫背の原因ともなります。50〜60代の閉経後の女性に多く見られるのが、女性ホルモンの失調が原因とされる「閉経後骨粗しょう症」です。この場合、急激に症状が進行することも多く、特に注意が必要です。なかには、ベットから降りただけで、骨折してしまい来院された患者さんもいます。女性ホルモンは計測できるものですから、閉経前後から年に2度ほどは、専門医によるメディカルチェックを受けた方がいいでしょう。「閉経後骨そしょう症」は、ホルモン療法によってかなりの回復が見込まれます。
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